■筆記用具遍歴、高級筆記具へのあこがれ
ある程度年齢を重ねてきたとき、事務用のボールペンではなく、少し高級なボールペンで自分を演出してみたくなった時がありました。
最初に購入したのがcrossのボールペンセンチュリーシリーズで、軸をひねるとペン先が繰り出される構造がかっこよく見えたものです。
それに合わせて、シャープペンシルもcrossのものを購入。こちらも軸をひねると芯が送り出される構造で、少し面倒くさいですが、そこも味として満足して使っていました。
当時、筆記具でネット検索をしていくと、さらに高価なボールペンがいくらでもあり、それらの多くは海外メーカーでした。
カランダッシュ、ファーバーカステル、モンブラン、ペリカン、デュポン...名前からしてかっこよく、非常に魅力的でした。
そんな中で、三色ボールペンで読む日本語という斎藤孝氏の本で、多色ボールペンの魅力に触れてしまったわけです。
そこで、青、赤、緑のボールペンを一度に使うために、LAMYの4色ボールペンを購入しました。
手帳の記入にも色分けして記入をしていたわけですが、なにぶん手帳に手書きするのがしょうにあわないため、ある時そんなに色は必要ないんじゃないか?って気が付いてしまったのです。
そんなころに流行りだしたのがフリクションボールペン。書いたインクをペンの後ろについた消しゴムのようなものでこするとインクが消えるという画期的なもので、当然の流れとして、フリクションの多色ボールペンに走るわけです。
ただ、フリクションは、ちゃんとした書類には使用できないことで、通常のボールペンも必要という合理的ではない状況に陥ってしまいました。
■シンプル化
ボールペンは消せなくても、二重横線で消せばいいんじゃね?ってところに落ち着き、いまは三菱のJETSTREAM使っています。
値段も安いし、インクもなめらかで書き味抜群です。
筆記用具もメードインジャパンのシンプルが一番。無駄な見栄を張った筆記用具は合理性を犠牲にします。